伊野尾慧にしかできない日下瑛治 トモヤの切なすぎる演技に涙
敢えて言います。
トモヤがかわいそう過ぎる。
理由がなんであろうとお母さんに捨てられてそれでもお母さんを欲し続けた彼の最期がお母さんに刺されるんですか。
新一はそして、誰もいなくなったかもしれないけどトモヤには誰もいなかった。
子供のときから今も永遠に。
トモヤが本当に死んでしまったのかはあやふやに描かれていましたが、もし死んでいたとしたら悲し過ぎる。
かわいそう過ぎるのであんな描き方をしたのではないかと思うくらい。
ドラマの途中、7話のあとかな?今後の展開の考察をブログに書いたんですけどだいたい合ってました。
トモヤが新一を狙ったのには悲しい理由があるからだろうなという予想も。
最終回で死ぬのは五木だけ外しました。
まさかのお母さんとは。
でもお母さんは死んだ方が良かったのかもしれない。
これからずっとトモヤを苦しめるくらいなら。
本当になんでわからないかな、子供にとっては人並みの暮らしなんかよりお母さんがいることの方がどんなに幸せなことか。
トモヤは過去を捨てたって言ってましたけど捨てたいということはそれだけ執着があったから。
名前を捨てても自分の過去の記憶は消えないのに。
でも途中でだいたい日下さん黒幕が分かっちゃってた理由としては推理だけではなく伊野尾さんの演技にあったと思います。
天使の日下さんとは言われてましたけど日下さんの表情は微笑んでいてもときに深い悲しみのようなものが混じるときがありました。
それはあの笑顔の裏には何か大きな悲しみを抱えているんじゃないのかな、と思わせるものでした。
そして新一に言葉を投げかける日下さんにはときに強い感情のこもった目をするときがありました。
何か深い感情があってこう語りかけているんじゃないかと思わせるような。
例えば無意識の罪ほど腹がたつという話のときとか。
台本がどれだけ出来ていて伊野尾さんがどこまで読んで日下くんを演じていたのかはわかりません。
それでも日下くんの表情からバックボーンを感じさせる演技をしていた伊野尾さん。
手放しで褒めます。
素晴らしい演技でした。
演技そのものもトモヤという人物をとても深く理解していたことも。
伊野尾さんじゃなきゃトモヤの悲しみは表現できなかったと言っていいと思います。
本当にトモヤの気持ちを思うと泣きました。
こんなことは藤原さんに失礼なので言ってはいけないのかもしれないけど、途中からこれは新一の物語ではなくトモヤの物語になっていたと思います。
この伊野尾さんの演技で他の役も見てみたいと思いました。
とにかく今はお疲れさま。
そしてトモヤが今はお母さんと一緒にいられて永遠の孤独から救われていたらいいなと心から願います。